大橋巨泉さん死去

大橋巨泉さんが12日に、急性呼吸不全のために82歳で亡くなっていたというニュースがありました。最近は闘病中のためかお目にかかることは少なくなっていましたが、私のような中年世代にはメディアの中心にいた方として強烈な記憶に残っています。

特に印象に残っているのはクイズダービーです。今でも『この答えには自信ある。はらたいらさんに全部』と言ったりしています。子供たちは私が何を言っているかわかりませんが妻には通じています。

クイズダービーは5人の解答者に8問の問題が出され、3組の出場者（一般人・芸能人）が正解をする人に賭けて当初持ち点の3,000点を100,000点まで増やすことを目指すゲームです。1点1円で最高10万円が賞金になります。はらたいらんさんは正答率が高いため、当たった時の倍率が低く設定されています。はらたいらさんの次点の竹下景子さんも倍率は低めです。はらたいらさんと竹下景子さん以外の解答者で冒険しつつ持ち点を増やすという、クイズと競馬の要素を合わせて2倍面白くしたのが大橋巨泉さんです。

レギュラー解答者の中で驚異の正答率を誇るのが、はらたいらさん（漫画家・故人）です。そこそこ点数を取っている出場者は最後の問題で正答率が高い、はらたいらさんに持ち点を全部かけるのが恒例です。私が今でも使ってしま『はらたいらさんに全部』は絶対の自信があってドヤ顔で物申すときの枕詞です。

大橋巨泉さんは、クイズダービー以外にも11PM、世界まるごとHOWマッチといった深い楽しさをテレビ界にもたらし方です。多少マイナーな番組ですが、“巨泉のこんなモノいらない”で言いたい放題の大橋巨泉を毎週楽しみにしていました。今日のニュース報道の取り上げ方からも、大橋巨泉さん影響を受けたテレビ関係者が多いことを物語っています。

テレビ全盛時代の象徴が亡くなったことで、一つの時代が終わったと感じました。大橋巨泉さんさんのご冥福をお祈りします。<img src="http://www.rich1.net/img/danraku.gif" alt="段落調整">